企業分析(住友倉庫)

今回は、住友倉庫(証券コード9303)の企業分析です。日本だけでなく海外にも展開しているグローバル企業です。2024年4月1日〜2024年9月30日の中間報告を参考に分析していきます。

配当利回りは自己資本配当率3.5%〜4%を目安として実施する方針となっていて、株主還元に積極的な姿勢を見せています。1株あたりの中間配当金・期末配当金は50円50銭(合わせて年間101円)です。

また、自己株式の取得も行っています。株主にとっては理想的な企業姿勢ですね。自己株式取得というのは、市場に出回っている発行済株式を自社で買取・償却することで、市場に出回っている株式数を少なくし株価を上げようとすることです。需要と供給の面から考えれば、株価が上がる仕組みは理解できます。

次に業績です。物流事業の営業収益は前期同時期と比べて1.9%増ですが、営業利益は海外の減収や人件費の増加により2.6%減となってしまいました。不動産取得税の減少で、不動産事業の営業利益は8.5%増と好調でした。

今後の展望は、DX推進により物流サービスを進化させ、新たな価値創造を目指すとしているので期待したいところです。

次回も企業分析を示します。

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