今回は、株価指標の確認について示します。前回までで、投資する企業が決まりました。現在の株価指標が良ければ株式を購入し、株価指標が良くなければ候補リストに入れておいて待つという方法です。
個別株投資では「待つ」ということがとても大切だと考えます。良い企業があったら、すぐに購入というわけにはいかないです。それは、現在の株価が割高になっている場合が多々あるからです。割安の株価で購入できればベストですが、私は適正な価格帯で購入できれば良しとしています。割高のタイミングでは絶対に買いません。では、株価指標で見ていくことを順に示します。
1 PERが同業種の平均と比べて低い
これは、株価の割安さを示す指標です。現在の株価がEPSの何倍になっているかを示しています。業種によって違うので、12倍以下なら割安という見方はできませんが、同業種の平均と比べて低ければ割安と判断できます。
2 PBRが1〜2倍の間
これも株価の割安さを示す指標です。現在の株価がBPSの何倍になっているかを示しています。低いほど割安ですが、1倍は企業の解散価値と株価が同等と言われています。これも何倍以下なら割安と判断が難しいので、同業種平均と比べると良いです。
3 ROEが10%程度
ROEは高いに越したことはないですが、あまりに高いと借入をたくさん行っている可能性があるので、日本の企業では、大体10%前後の企業を選んでいます。これは個人で好みが分かれるところなので、自分で調べてみて自分の基準を作ってください。
以上、株価指標で何を見ていくか示しました。これで指標が良ければ購入します。指標がよくなければ、買わずに候補リストに入れて指標が良くなるまで待ちます。
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