今回は、商品売買で三分法を示します。三分法は商品を仕入れた時に「仕入」、売った時に「売上」、決算で残った商品に「繰越商品」の勘定科目を使用します。例題として、「モグラ商店は100円の商品を現金で仕入れて、他社に350円で掛け販売した。」この仕訳は、
(借方)仕入100(貸方)現金100 これは仕入れにおける仕訳です。借方に、商品100ではなく、仕入100とすることによって、仕入という費用が発生したという仕訳をします。販売した時の仕訳は、
(借方)売掛金350(貸方)売上350 貸方に、商品350ではなく、売上という収益が発生したという仕訳をします。
このように三分法は、仕訳がとても簡単です。その場で商品売買益が分からないので、決算で利益を計算することになります。
次回は、手形の取引について示します。
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