決算整理仕訳「利益の処理」

今回は、決算整理仕訳「利益の処理」を示します。期中が終わって決算になると費用と収益が分かります。その差額が当期純利益や当期純損失になります。つまり、費用と収益を集計して差額を求めます。例題として、「当期の費用は、水道光熱費10、給料20、通信費30である。収益は受取家賃20、受取利息30、受取配当金40だった場合の利益の処理をしなさい。」まず、費用と収益それぞれの集計を損益勘定にまとめます。仕訳は、

(借方)損益60(貸方)水道光熱費10 給料20 通信費30

(借方)受取家賃20 受取利息30 受取配当金40(貸方)損益90 という仕訳になります。両方の損益勘定をまとめて仕訳すると、

(借方)損益30(貸方)繰越利益剰余金30 という仕訳になります。これは、損益を取り消して、利益が出た場合の仕訳です。企業としても利益が出た方が嬉しいですね。もし、費用の方が多ければ損失が出てしまいます。経営者としては避けたいでしょう。

ここまでで、企業の決算作業までのことは示してきました。簿記3級の学習範囲を全て網羅できたわけではないですが、初学者の方にとって少しでも参考になれば嬉しいです。現在は、簿記2級を勉強中(3級よりも学習内容が豊富)なので、私の中で知識がまとまったら投稿に挑戦します。

次回からは、私が投資をしていく中で勉強になった書籍の紹介や趣味の一つである「筋トレ」について投稿していきます。よろしくお願いします。

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