今回は前受を示します。私生活で前受けの場面は多くありませんが、支払家賃は前払いのことが多いので、家賃を受け取って部屋を貸している大家さん側の仕訳を示します。例題として、「24年2月1日に24年3月分の家賃1000円を現金で受け取った。」この仕訳は、
(借方)現金1000(貸方)受取家賃1000 という仕訳になります。続きで、「24年3月1日に24年4月分の家賃1000円を現金で受け取った。」この仕訳は、
(借方)現金1000(貸方)受取家賃1000 という仕訳になります。この後、3月31日の決算になり、受け取った4月分の家賃は前受家賃として仕訳しないといけません。仕訳は、
(借方)受取家賃1000(貸方)前受家賃1000 という仕訳になります。受け取った24年4月分の家賃は、24年3月31日時点で受取家賃という収益ではなくて、前受家賃という負債(この先1ヶ月間、部屋を貸さなくてはいけない義務)にする必要があります。理由は、24年4月は経過していないけれど、先に家賃を受け取ったからです。
次回は、決算整理仕訳の未払いを示します。
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