今回は、期中に固定資産を取得したときの仕訳を示します。例題として、「24年5月1日に現金払いで建物360円を取得した。耐用年数は10年、残存価額0とする。」この時の仕訳は、
(借方)建物360(貸方)現金360 という仕訳になります。360円の建物は存在しないですが、説明の関係上お許しください。決算の25年3月31日になり、上記建物について減価償却します。この仕訳は、
(借方)減価償却費36(貸方)建物減価償却累計額36 という仕訳にしたいですが、1年経過していない(11ヶ月しか経過していない)ので、36円ではなく33円を減価償却します。つまり、
(借方)減価償却費33(貸方)建物減価償却累計額33 という仕訳になります。次の決算26年3月31日の仕訳は、
(借方)減価償却費36(貸方)建物減価償却累計額36 という仕訳になります。今回は1年経過しているので減価償却費も1年分計上します。
次回は、決算整理仕訳「貸倒引当金の設定」を示します。
コメント