今回は、決算整理仕訳「消費税、法人税等」を示します。まず、消費者は購入する際に消費税を支払います。消費税を受け取った企業は納税をします。支払った側と納税する側が違う税金を間接税といいます。例題として、「商品200円を掛けで仕入れた。消費税は10%とする。」この仕訳は、
(借方)仕入200 仮払消費税20(貸方)買掛金220 という仕訳になります。仕入と仮払消費税を分けて記帳します。代金はまとめて買掛金に入れてしまいます。もう一つ例題として、「税抜300円の商品を掛けで販売した。消費税は10%とする。」この仕訳は、
(借方)売掛金330(貸方)売上300 仮受消費税30 という仕訳になります。消費税は借方の売掛金に含めますが、貸方の売上には含めません。決算になり、仮払消費税と仮受消費税を相殺して差額を払います。
(借方)仮受消費税30(貸方)仮払消費税20 未払消費税10 という仕訳になります。ここが決算整理仕訳です。この続きで、「未払消費税10円を小切手を振り出して納税した。」この仕訳は、
(借方)未払消費税10(貸方)当座預金10 という仕訳になります。
次回は、決算整理仕訳「法人税等」を示します。
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