今回は小口現金についてです。小口現金とは経理部以外にある現金のことです。例えば、営業部などにあらかじめまとまった現金を渡しておいて、営業部の小口現金係がそこから日々の支払いをしてもらいます。現金をもらいに経理部へ行く手間が省けるので、採用している企業も多いでしょう。仕訳を考えていきます。
「経理部は現金1000円を営業部に渡した。」
(借方)小口現金1000(貸方)現金1000
営業部の小口現金係は日々の支払いをそこから行う。(仕訳はない)
営業部では、出張のため電車賃500円がかかった。そして、経理部に報告し、領収書を提出した。仕訳は、
(借方)旅費交通費500(貸方)小口現金500
経理部は現金を営業部に渡した。→小口現金を補充する仕訳
(借方)小口現金500(貸方)現金500
以上で現金の仕訳は終了です。次回からは、預金について示します。
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