はじめに、貸借対照表(B /S)の復習です。資産=負債➕資本(純資産)でした。資本と純資産どちらでも大きな違いはないので、名称については割愛します。さて、簿記3級では、「投資家から出資を受けた資本金」と「利益準備金の積立」の2つがメインです。株式会社は株式を発行し、投資家から出資してもらい企業活動を行います。例題として、「モグラ株式会社は会社設立のために1株100円の株式を1000株発行し、投資家から全株式の払い込みを受け、当座預金に入金された。」この仕訳は、
(借方)当座預金100000(貸方)資本金100000 という仕訳になります。資本金は発行した株式で投資家から出資を受けた金額です。もう一つ例題として、「繰越利益剰余金500円のうち、利益準備金を100円積み立てた。」この仕訳は、
(借方)繰越利益剰余金100(貸方)利益準備金100 という仕訳になります。繰越利益剰余金100円を利益準備金100円に振り替えた仕訳になります。繰越利益剰余金というのは、当期純利益を積み上げたものです。企業は1年が終わると決算をします。決算で出てきた当期純利益を毎年積み上げていったものが繰越利益剰余金です。たくさんある方が企業としても投資家としても嬉しいです。
ここからは余談です。私も、個人的に株式投資をしていますが、純資産が毎年増加しているかは必ずチェックしています。企業にとって個人投資家にとって利益は大事です。
次回は、決算について示していきます。
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