資産運用における住宅ローンの戦略について

今回は、住宅ローンを全期間固定金利で借りた場合について示します。全期間固定金利を選択した場合は、月々の返済額と金利は将来も変わらないので資金計画は立てやすいです。しかし、変動金利と比べて金利は高く設定されるので、月々の返済額が多いことになります。この場合は、団体信用生命保険(以下、団信)をどう考えるかで行動が違います。

例えば、団信を家族のために生命保険代わりに考える場合、自分に非常事態が起こった時には住宅ローンが完済されます。残された家族には保険金はないですが、家が残ります。これだけでも十分な保険です。また、団信とは別に生命保険に入っておけば保険金がおります。このように、団信は保険として最強クラスです。住宅ローンを借り入れる場合には必ず入ります。

住宅ローンを繰上げ返済して、総支払額を少なくする戦略は一昔前の日本では当たり前でした。現在は、固定金利でも変動金利でも繰上げ返済せずに余裕資金で資産運用することが常識になってきています。この流れは今後も続くでしょう。それでも、借金をしているという負担があることが嫌であれば、繰上げ返済も可能ですが、団信のメリットが通常よりも早くなくなることを前提に考えてください

次回は、期間固定について示します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました