今回は履行義務について示します。履行義務とは顧客との約束です。例えば、商品が売れたら売れた時点で売上を計上します。このことを履行義務を充足すると言います。取引には出荷、着荷、検収の3つの過程があります。例題で、「モグラ社に商品300円を掛けで売り上げた。」これを、出荷基準、着荷基準、検収基準の3パターンで仕訳します。
出荷基準の場合
借方 | 貸方 | |
出荷時 | 売掛金 300 | 売上 300 |
着荷時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
検収時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
着荷基準の場合
借方 | 貸方 | |
出荷時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
着荷時 | 売掛金 300 | 売上300 |
検収時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
検収基準の場合
借方 | 貸方 | |
出荷時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
着荷時 | 仕訳なし | 仕訳なし |
検収時 | 売掛金 300 | 売上 300 |
どの時点で仕訳するのか問題文の指示にしたがって行なってください。それほど難しくはないですね。次回は売上割戻し(リベート)について示します。
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