決算作業

企業は決算日(ほとんどは3月31日)を迎えた後に決算作業を行います。日々の仕訳を集計したものを試算表(T /B)に示します。その後、決算整理仕訳(決算時のみ行う仕訳)を行い、もう一度試算表を作成します。日々の仕訳を集計したものを決算整理前T /B、決算整理仕訳を行った後の試算表を決算整理後T /Bと言います。決算整理後T /Bから貸借対照表や損益計算書を作成します。

決算整理仕訳には次のものがあります。「現金過不足」「当座預金マイナス残高を負債へ振り替える」「貯蔵品への振替」「前払い・前受け・未収・未払いの計上」「固定資産の減価償却」「貸倒引当金」「商品売上原価を求める」「利益の会計処理」「消費税・法人税等の処理」です。たくさんあるので、簿記3級では、この決算整理仕訳でつまずきやすいです。実際、私も理解するまで期間がかかりました。

次回は、「現金過不足の処理」を示します。

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