期中には費用として仕訳する切手(通信費)や収入印紙(租税公課)を決算では貯蔵品(資産)として振り替えます。例えば、期末で80円の切手が10枚残っている場合の仕訳は、
(借方)貯蔵品800(貸方)通信費800 という仕訳になります。通信費800円分を貯蔵品に振り替える仕訳です。もう一つ例題として、「期末で200円の収入印紙が10枚残っている場合」この仕訳は、
(借方)貯蔵品2000(貸方)租税公課2000 という仕訳になります。貯蔵品に振り替えた場合、翌期首の時点で反対仕訳を行い、もう一度費用の勘定科目に戻します。最初の例題において、翌期首での仕訳は、
(借方)通信費800(貸方)貯蔵品800 と仕訳します。2つ目の例題において、翌期首での仕訳は、
(借方)租税公課2000(貸方)貯蔵品2000 と仕訳します。この貯蔵品への振替は決算の時のみ行い、期中では費用として計上します。
次回からは、「前払い・前受け・未収・未払いの計上」について示します。
コメント