前払いの計上

今回は費用の前払いの計上です。火災保険などの費用は1年分まとめて払うことが多いです。例題として、24年1月1日にこの先1年分の火災保険料12000円を当座預金から支払った。この仕訳は、

(借方)支払保険料12000(貸方)当座預金12000 という仕訳になります。費用の勘定科目で支払保険料を使います。決算の3月31日の時点で、12000円(12ヶ月分)の支払保険料のうち、9000円分(9ヶ月分)は前払いしているので、支払保険料9000円分を前払保険料9000円にします。この仕訳は、

(借方)前払保険料9000(貸方)支払保険料9000 という仕訳になります。このように、決算時点までの期間(今回は3ヶ月)は費用計上してもよいですが、残りの9ヶ月分はまだ経っていないので前払い費用として仕訳します。決算日の翌期首には反対仕訳を行います。この仕訳は、

(借方)支払保険料9000(貸方)前払保険料9000 です。前払い費用は、決算時のみの仕訳(決算整理仕訳)なので決算が終わると期中仕訳に戻します。

次回は、「前受け」を示します。

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